野球をしている小・中学生の肘の外側が痛いは要注意‼もしかして上腕骨小頭離断性骨軟骨炎かもしれません。

小・中学生の野球をしている子供に見られる野球肘の一つ、外側型の上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(以下 OCD)で、発見が遅れて軟骨が剥がれると関節ネズミや肘の変形を起こす最も重篤な障害になり得ます。

 

 OCDは、青少年期野球選手の約2%(1.3~3.4%)に発生すると言われて、骨端線と呼ばれる骨の成長軟骨が閉じる14〜17歳以前(とくに12歳前後)に発症しやすいです。

 

 すみだ整骨院で行った小学生の野球大会で小学4〜6年生、51人を対象とした野球肘エコーチェックで2人(どちらも11歳)にOCDを疑う子どもがいました。

 

 野球以外では、テニス、バスケットボール、機械体操の選手も見たことがあります。

 

 軟骨は血管がなく、血流に乏しく、痛みも感じにくい為、最初は痛みを感じません。そのまま野球を続けていると剥がれた軟骨が動かす時に擦れて関節の中で炎症を起こして、痛むようになってきます。

 OCDは、初期であれば手術をせずに投球、バッティングの禁止で6〜12ヶ月で野球復帰していることが多いです。

 保存的治療を行なっても回復が見込めない症例は、手術治療が選択されます。手術をしたら3〜6ヶ月で競技復帰となることが多いです。

 OCDは、どの段階で発見するかが非常に重要です。痛みが出た頃には、病態が進行していると考えた方がいいです。

透亮期(初期)

この段階では、骨が透けて見えるような病変が特徴です。

症状が軽いうちに発見された場合、投球中止などの保存療法で回復が期待できます。

分離期(進行期

初期よりも病状が進行した状態を指します。

投球を止めるだけでは治りにくくなり、手術が必要になることもあります。

遊離期(終末期)

軟骨が完全に剥がれて遊離体となり、関節の適合性が悪化し、変形性関節症へ進行する恐れがある、最も重篤な段階です。

この段階では、骨のドリリングや骨移植術など、さまざまな手術的治療が検討されます。

すみだ整骨院では、肘が痛い痛くないに関わらず、野球している子どもには定期的にエコーチェックを行っております。

 OCDが疑われた場合、整形外科で検査を受けてもらうように勧めています。行った整形外科によっても固定をするかどうかの対応にかなり差がありますが、経験的に1ヶ月程度、肘の曲げ伸ばしを制限する為に、固定した方が、剥がれた軟骨がくっつきやすいと思います。

 全く痛みがないのに突然、投球やバッティング禁止を指示されて、泣く子や不満気になる子もいますが、本人、保護者に丁寧に説明して納得してもらうように努めています。

 そのまま野球を続けて、肘の曲げ伸ばしに制限が出て、投球側の手で歯磨きや箸が持てなく、反対側の手でせざるを得なくなった成人を沢山、見てきました。

写真のように手術をしたにも関わらず、肘の曲げ伸ばしに大きな制限が出ている子どももいます。

 その場で治療して肘の曲げ伸ばしや痛みが取れて野球出来るようになることはありますが、OCDを見逃してしまうのは、治療者の重大な責任だと思います。

 OCDを疑う子どもには、なるべくそのような未来を作りたくないので、手術をせずに治って野球復帰させたいと強く願っています。

 早期発見、投球、バッティング禁止、早期治療が大事です。

 肘が曲げ伸ばししにくく感じた、痛みがあるなど違和感程度でも気になることがあれば、すぐに整形外科やエコーの撮れる整骨院に行って欲しいです。

 

上腕骨小頭離断性骨軟骨炎 改善症例

10歳(小学5年生) 男児 右投げ・右打 内野手、投手

メンテナンスで来院時に右肘を曲げ伸ばししたり、投球時に痛みは全くないが、曲げる制限があり、エコーチェックを行ったところ、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎を疑う所見があり、整形外科での検査を勧めました。

整形外科でレントゲン、CT撮影を行い、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の診断されました。

担当医は、軟骨が剥がれて自然にくっつかないので、手術をした方がいいと言われ、本人、保護者にとって非常にショッキングな内容でした。

OCDの初期であった為、ちゃんと固定して投球、バッティングなどを制限してくれれば、くっつくと確信していました。

3か月、手術せずに様子を見させてもらうよう提案し、1か月、ギプスでしっかりと固定をして、整形外科で定期的に体外衝撃波を行い、自宅では毎日、LIPUS(低出力パルス超音波)を当てていました。

3か月後には、CTでも損傷した骨軟骨部に改善傾向が見られた為、担当医も手術をせずに治す方に方針が変わりました。

 

投球禁止から5か月頃から軽いキャッチボールから始まり、徐々に投球負荷を上げていき、7か月には完全復帰しました。8か月で担当医から完治と言われました。

 子どもを守れるのは、チームの監督、保護者、医師や専門の医療従事者です。

 1人でも多くの野球肘の子どもを減らす活動を続けていきたいと思います。

肘に違和感がある、曲げ伸ばしがしにくい、上腕骨小頭離断性骨軟骨炎と診断されたなど野球肘でお困りの方は、すみだ整骨院にご相談ください。

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例 〇〇県□□市在住、33歳、女性

相談内容 3か月前からボールを投げると右肘の内側が痛いなど具体的にいつからどこが痛いの情報を記入してください。

 

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