酸素ルームと酸素カプセルの違い

現在、酸素カプセルを設置している整骨院、病院が多くなってきました。

しかしながら、その効果を科学的に証明したものが少なく、使用方法や適用にはっきりとした基準がないため、混乱を招いています。

そこで、院長の角田が10/1に健康気圧マスター資格を取得しました。

この資格は、お天気痛ドクターでメディアにも多数出演されている愛知医科大学・学際的痛みセンターの佐藤 純先生が理事長をされている日本気圧メディカル協会が認定した民間資格です。

参与として京都大学 人間・環境学研究科教授 石原 昭彦先生、理事に札幌高機能放射線治療センター長 岸 和史先生などの先生方が在籍し、最新の研究成果や科学的根拠についてご教授頂いております。

今後、様々な軽度高圧酸素が身体・精神の健康維持に与える科学的な効果を発信していきたいと思います。

まず、軽度高圧酸素の仕組みからお話しします。

酸素カプセル・ルームは加圧することで、ヘンリーの法則(同じ気圧の条件下で気体と液体が存在するとき、気圧が2倍なら液体の中に存在するガスは2倍になる)により酸素濃度を高めます。

酸素にはヘモグロビンと結合する結合型酸素が95%、残り5%はヘモグロビンと結合しない容存型酸素に分けられます。ヘモグロビンと結合した酸素は毛細血管の奥まで運ぶことは出来ませんが、溶存型酸素はごく微量ですが、毛細血管の奥まで酸素が届きます。この溶存型酸素は高濃度の酸素吸入や運動、入浴などを行っても増やすことは出来ず、加圧することでのみ増えます

高圧酸素には医療用と民間用があります。

医療用は一酸化炭素中毒や、ガス壊疽など救急的に酸素を送らないといけない疾患や骨壊死や顔面神経麻痺などの非救急的疾患に対して保険適用されます。

2~3気圧に加圧して酸素濃度を100%にします。すると通常の気圧時に比べて容存型酸素が約30倍に増えます。

また民間用の酸素カプセルは1.2~1.3気圧に加圧します。大気中の酸素濃度は20.9%なので、1.3気圧に加圧された状態では1.3倍の約27%、容存型酸素も1.3倍になります。酸素カプセルの約8割がこのタイプになります。

すみだ整骨院の酸素ルームは1.2~1.4気圧まで加圧でき、さらに酸素を濃縮して送ります。そうすることで酸素濃度が35~40%、容存型酸素は約3.3倍になります。

ルームなので大人三人まで同時に座って入ることも出来ますし、一人で入るより三人で入るとお得です。

酸素ルームの利用料金について

30分  ¥1,500

45分  ¥2,100

60分  ¥2,700