アキレス腱が切れた方へ アキレス腱断裂は手術しないでも整骨院で治せる!?

 アキレス腱断裂の起こりやすい年齢は、30~50歳に好発し、40代が多いです。30代よりアキレス腱に変性が始まりやすく、徐々に腱が弱ってきます。子供の運動会や会社のレクレーションなどで、日頃運動をしていない人が、急に無理な動作(前に踏み込むなど、ふくろはぎの筋肉に緊張しながら急に引っ張られる)が加わり、発症してしまいます。

 怪我をした瞬間は、パチンと音がなり、後ろから誰かから蹴られたのかと思うように感じることが多いです。アキレス腱が断裂すると、そのまま歩けなくなる人もいますが、歩いて来院される人も多いです。その為、まさかアキレス腱が切れていると思わず、数日、経ってから来院されるケースもあります。

 診断は、容易でアキレス腱の断裂部に、指が入るような陥凹を触れます。正常では、うつ伏せで、膝を曲げた状態でふくろはぎをつまむと足先が動きますが、断裂をしていると動きません。

1980年代頃までは、アキレス腱を断裂すると手術をすることが、ほとんどでした。最近は、どの程度のスポーツ復帰を目指すのかによって変わりますが、手術か保存療法(手術をしない方法)かを患者自身に選択させる整形外科も増えてきました。

手術のメリット

固定期間が短い(約7週)→筋力低下が保存療法に比べて少ない

再断裂率が少し低い(1.7~5%)

手術のデメリット

入院が必要。医療費が高くなる。傷跡が残る(経皮縫合の場合、少ない)

保存療法のメリット

入院が不要。医療費が安く済む。傷跡が残らない

保存療法のデメリット

固定期間が長くなる(約9週)→筋力低下が手術に比べて起きやすくなる

再断裂が少し高い(7~10%) 

 アキレス腱の断裂状態や断裂してから治療開始までの期間、患者のスポーツレベルや生活環境などを考えて、保存療法で治療を行うか手術を勧めるか患者様と話し合って治療法を選択してもらいます。

 当院では、エコーにて断裂した個所を確認します。足関節を最大まで底屈(足先を下に向ける)し、断端(断裂した端と端)同士が接触しているか確認します。指1本分以上、断端が接触していない場合やアキレス腱を断裂して1週間以上経っている場合やスポーツ選手で早期復帰(保存療法と比べて約2週間)を希望される患者様は、手術をお勧めしています。

 入院で仕事が休めない、傷跡を残したくない、早期復帰を望まない患者様は整形外科と連携を取りながら整骨院で治療することも出来ます。

 患者様の筋力低下や日常生活動作制限を最小限に抑えつつ、再断裂させない治療プログラムを提供します。