手首や親指を動かすと痛い腱鞘炎(de Quervain病)の方、必見‼︎

一般の方が腱鞘炎と聞くとまず最初に思い浮かべるのは、手首の親指側の部位のことではないでしょうか?
今回、腱鞘炎(de Quervain病)の原因、治療、生活の注意点を述べたいと思います。

原因
手首の親指側の腱鞘は、第1区画と呼ばれます。そこには2本の腱(短母指伸筋腱、長母指外転筋腱)が通過します。手首や親指を使い過ぎることで腱や腱鞘に炎症を起こして、痛くなります。
妊婦や授乳中、更年期の女性になりやすいです。腱鞘の中に、ホルモンの変化を感じとる受容体が多く存在している人は、女性ホルモンの変化する時期に手首や親指を使い過ぎることで炎症を起こしやすくなります。
また腱鞘の中に2つの腱を隔てる壁(隔壁)を持っている人は、なりやすく治るのにも時間がかかるケースが多いです。

セルフチェック

□ この部位(橈骨茎状突起)に触ると痛い。腫れている。


□ 親指を上に向けた状態から曲げると痛い (重度)
上の状態から親指を握りこむと痛い(中等度)
上の状態から手首を小指側に曲げると痛い(軽度または初期)
※ 軽度であっても発症から時間が立っている場合は、腱鞘の肥厚具合や隔壁の有無で治癒するのに時間がかかる場合があります。

整形外科での一般的な治療
安静、装具による固定、消炎鎮痛剤の投与
腱鞘部にステロイド注射(2週間に1回、2〜3回が目安)
これらで症状が、改善されない場合は、腱鞘を切開する手術(日帰り)が行われることが多いです。

すみだ整骨院での治療
問診、徒手検査、患部をエコーで見て腱鞘炎の状態を確認します。


腫れている腱鞘部分に微弱電流や超音波治療を行います。
腱鞘炎を起こしている箇所は、その側の肩関節や肘関節、手関節、指の動きが悪くなっていることが多いです。当院では、弱いストレッチの様なソフトな治療で、関節や筋肉の動きを改善させ、手を使った際の機械的な刺激を少なくなる様にしていきます。
状態が酷ければ、機械的な刺激を軽減させる為に患部を一時的にサポーター等で固定をします。
仕事や生活の中で固定が、困難な患者様は寝る時だけ固定をする方法などもあります。

健康保険の適用となるか?

整骨院では、腱鞘炎という名称では保険請求は出来ません。しかし、親指を動かす腱に機械的なストレスがかかることで腱や腱鞘の微小損傷が起きます。痛くなった動作、日時がはっきりしていたら前腕部挫傷(筋、腱、皮下組織、神経の損傷)と判断できます。
※整骨院の場合、仕事で使い過ぎて痛くなった場合は、健康保険や労災保険は適用出来ません。

腱鞘炎を防ぐ使い方

親指を使う際の手首の角度が影響します。手首を掌側に曲げる状態で親指を動かすと腱鞘の先で2本の腱が曲げられた状態で擦れ合うので炎症が起こってしまいます。
手首を掌側に曲げた状態で親指を使わないことが大事です。

授乳時や抱く時に赤ちゃんの頭を掌で支えるのではなく、肘に近い前腕部分で支えると腱鞘部にかかるストレスがなくなります。

スマートフォンを使う時は、手首を掌側に曲げて持たない。親指を使わず、人差し指を使う。

ホッチキスを使うときも手首を掌側に曲げずに、親指と前腕が平行になる様に肘を上げる。または紙を斜めにする。

最後までお読み頂きありがとうございます!

腱鞘炎は早期に治療するのが重要です。初めは痛くても使えるので治療開始が遅れてしまいます。

気になる症状がありましたらすぐにご来院ください。