腰椎分離症でお困りのジュニアアスリートは、すみだ整骨院にご相談ください!

● 腰椎分離症とは

腰椎の椎弓部に起こる疲労骨折または偽関節化した状態のことを言います。第5腰椎(L5)が80%以上と大半を占め、次いで第4腰椎(L4)に多いです。また70~80%が両側性です。

● 腰椎分離症が起こりやすい年齢、スポーツ

スポーツ(部活)をしている小学高学年~中学生くらいの年代に発生しやすいです。

男女比は2:1で男子に多いです。野球、バレーボール、バスケットボール、ハンドボール、サッカー、体操、柔道、ラグビー、ウエイトリフティングなど、頻回に体幹の前後屈、回旋を行うスポーツに多く見られます。

例えば、バレーボール、ハンドボールなどのオーバーハンド(手を挙げる動作)スポーツでは、肩の挙がりが悪い状態で無理に手を挙げようとすると腰椎の部分で代償的に上体を反らしてしまいます。また野球などのバッティングで体幹の回旋(捻る動作)を行う場合、胸椎や股関節の柔軟性がないと腰椎で代償的に回旋しなければなりません。本来、腰椎は、前後の動きに適した関節で、左右に回旋(捻る動作)する動きに適していない為、椎弓部にストレスがかかってしまい、疲労骨折となり、進行していき分離症となります。

● 症状

分離している腰椎に一致した圧痛と動作時痛がみられます。

腰椎分離症の場合、上の写真の赤丸部分に必ず押した痛みや動作時の痛みがあります。

※ 赤丸部分に押さえた痛みや腰を反らした痛みがなく、緑や黄色丸部分に痛みがある場合は、腰部や臀部(お尻)の筋肉や仙腸関節性の痛みなど他の原因が考えられます。

腰椎での反らす(後屈)>前屈み(前屈)の動きや、捻じる(回旋)、横に倒す(側屈)動作が加わることで腰椎の椎弓部分にストレスがかかり痛みます。

初期の場合は、運動時のみの痛みであることも多いが、症状が進行してくると歩くのも痛い、椅子に座っているのも耐えられない、布団から起き上がる等の動作でも激痛になることもあります。

腰椎の成長が完成していない小学生から中学生頃に分離症になり、進行していくと分離すべり症に移行して慢性的な腰痛や下肢の痛み、痺れなどの症状を伴うこともあります。高校生以降で発症した分離症は、腰椎の成長が終了しており、分離すべり症に移行していくことがないと言われております。

● 整形外科での確定診断

画像診断では、まずレントゲン撮影で確認します。レントゲンで分離部が確認できるのは、進行期以降です。

新鮮例(症状が出てすぐの状態)では、分離部が写らないことがある為、臨床所見で腰椎分離症が疑われる場合は、MRIやCT撮影で診断が確定されます。

MRI撮影では、骨髄浮腫の有無の確認、CT撮影では、椎弓部での骨折線の有無、骨折部の辺縁の状態により骨癒合が期待できるかを確認します。レントゲンやCT撮影により治療後の骨癒合の評価を行います。

● 整骨院での治療

問診・検査

腰痛がどんな時に痛むか、どの辺りが痛いか動きを確認しながら行っていきます。

神経症状がないか力の入り具合や左右の感覚の違いなどを検査していきます。

腰椎自体に押さえた痛みがあるか、また叩いた時に激痛が走るかなどの検査を行います。

Kemp test(ケンプテスト)という腰を反らして横に倒すテストで背骨部分に強い痛みがあるか確認します。

この2つの検査でどちらも痛みがあれば、腰椎分離症が考えられますので、整形外科での画像検査を勧めております。

治療法は、①分離した腰椎を骨癒合させる治療 ②骨癒合を目指さず、痛みのコントロールを主体とした治療

に分けられます。どちらの治療が患者さんにとってベストの選択になるか保護者も含めて確認していきます。

● 骨癒合を目指した治療

腰椎の成長が完成していない小・中学生が、分離症になり、進行して骨癒合が得られない状態になると分離すべり症に移行する可能性が高くなります。その為、骨癒合が期待できる状態であれば、なるべく骨癒合を目指した治療を勧めています。

整形外科でのレントゲン、CT、MRIによる患部の定期的な撮影が必要です。

※整形外科で整骨院での治療の同意が得られれば、腰椎の不全骨折として健康保険が適用できます。

就寝時や入浴中以外、3~6ヵ月の体幹装具(コルセットorギプス)の着用

その状態に応じた運動の制限

早期骨癒合させるためのLIPUS(低出力パルス超音波)を分離部に当てます

LIPUS(低出力パルス超音波):毎日、当てることで骨癒合期間が約4割短縮される先進医療機器です。

痛みが強い時期であれば、全ての運動を中止して安静にします。

日常生活である程度、動けるようになってくるとストレッチや患部に負担のかからない運動(体幹トレーニングなど)を行っていきます。

● 固定法

体幹の前屈後屈回旋運動を制限するような、硬い素材の入った強度のあるコルセットを使用します。また、痛みの強い状態では、着脱式のギプスで固定する方法もあります。

腰コルセット   4,400円
体幹ギプス  3,500円

● 骨癒合を目指さず、痛みのコントロールを主体とした治療

整形外科での画像診断で、骨癒合が期待できない、大会日程によりスポーツを中止出来ない、大事な大会に出たいなど様々な理由で、長期間のスポーツ中止や固定を行わずにスポーツを続けたい選手は、院長の保険外治療を勧めております。

腰以外の背骨や肩関節や股関節など動きの悪い箇所や力の入りにくくなっている筋肉などを探していきます。

ストレッチのような痛みを与えない治療で関節の動きや筋肉が働きやすい状態にしていきます。

患部の負担が減る、自然治癒力が高まることで早期スポーツ復帰を可能にしています。

● 治療例

県外から来院された高校ハンドボール選手

1週間前より腰部痛が出現し、練習が出来ない状態になった為、監督の紹介で来院されました。1か月後に迫ったインタ-ハイに出場する為、早く治って動けるようになりたいとのことでした。

高速で2時間かけて来る間も座っていられない状態でした。腰のどの動きも激痛の為、動きの制限があり、腰椎部を叩いた時やKemp testで痛みがありました。初回に太ももの筋肉や股関節の動きの硬さ、投球側の肩関節の動きが悪い状態を確認し、腰と同時に治療を行いました。初回で腰の痛みに関してはあまり変化がないようでしたが、太ももや投球側の肩関節の動きは正常になりました。明日、動けるようになるよりも1ヶ月後のインタ-ハイの時に全力でプレーできることが目的であった為、1週間の運動を中止して腰コルセットを着用してもらいました。

症状から腰椎分離症を強く疑いましたが、初期であった為、レントゲンだけでは分離部が写らない可能性もあり、MRI検査の必要性を説明して、整形外科を受診してもらいました。整形外科の診察の結果、レントゲンでは分離部が確認出来なかったが、MRIでL4(第4腰椎)椎弓右側部の疲労骨折の診断でした。

左手が投球側であり、左肩関節の可動域が狭かった為に代償的に腰椎の伸展(後ろに反らす)、左回旋(左側に捻る)右側屈(右側に倒す)動作を繰り返し行っていたことが、L4(第4腰椎)椎弓右側部にストレスのかかる要因になった部分が大きいと考えられました。

早く状態を改善する為、2週間の間で4回通院して頂き、痛みはほぼ消失し、インタ-ハイ1週間前にもう1回治療をして、計5回の治療で本番では痛みなくプレーすることが出来ました。

県外から来た高校サッカー選手

3週間前より左腰部痛が出現し、2週間前より練習を休み、高校サッカー部の専属トレーナーに治療を受けていたが、症状変化がなく知人の紹介で来院されました。

当院に来る前にすでに整形外科でMRIによる第5腰椎左椎弓部の疲労骨折の診断を受けた状態でした。

来院時は、歩くのも痛くジョグでも腰に痛みが出て走れませんでした。とくに腰を反らす動作が痛みの為にほぼ出来ませんでした。左右の大腿四頭筋が硬く、とくに蹴る側の右股関節の可動域制限があり、蹴る際に過度に左に上体を倒す傾向がみられました。

1週間後の九州大会に出場したいとのことでしたが、初回、治療で右股関節、大腿四頭筋の硬さは改善し、6割程度走れるようになり、大会前日の治療でどの動作でも痛みがなくなり、2回の治療で終了出来ました。

九州大会では3試合ともスタメンで無事に出場出来ました。

● まとめ

・ 学生の腰痛では、分離症に移行させない為に、早期発見、早期治療が大事

・ 小中学生で分離症になり、骨癒合の可能性のある状態であれば、可能な限り一時的な運動の中止と固定により骨癒合を目指す

・ 骨癒合が期待出来ない状態では、疼痛のコントロールと原因となる動作を改善させることでストレスの軽減に努める

・ 当院では、患者のニ-ズに合わせて、柔軟に治療方針を決定します

最後までお読み頂き、ありがとうございました。腰痛でお困りのジュニアアスリートにとって最善の治療を提供します。