交通事故でむち打ちにあって首が痛い!事故後に首の痛みや頭痛などが残ってしまい困っている!あなたの首の痛みが治りにくい理由を知り、改善に向けて治療していきましょう!

交通事故等で首などを痛めるとまず病院に行きますよね。しかし、病院に行って検査しても頚が痛いのに「骨に異常はありません。」と言われたことはありませんか?

かなり強い衝撃が加わらない限り、車内でシートベルトをしている状態では、頚椎(首の骨)を骨折することは、ほとんどありません。レントゲンは主に骨の状態を診る検査なので、関節内や神経の周りで起きている炎症や筋肉の損傷は、レントゲンだけでは分かりません。その場合は、『骨に異常がないのでむち打ちでしょう。』といった診断になります。

処置としては、安静にして湿布を貰うことや、電気治療を受けて様子を見ましょうと言われますが、なかなか良くならないことが多いです。

そして、事故の治療は、骨折や手術を伴う大きな怪我でなければ、一般的に3ヵ月ぐらいが治療目安と言われます。長くても半年ぐらいです。その為、症状が残っていても治療期間を打ち切られる事があります。

事故後、頭痛がするようになった、雨前に痛みが強くなる、首や腰の筋肉の張り感が強くなったなどの症状を訴えられる方も少なくありません。事故後になぜそのような症状が残るのかは、神経が大きく関係しています。症状の原因を理解し、正しい処置をすることが、改善への近道です。

 

むち打ちのメカニズム

追突事故の瞬間に振り子の様に、首が急激に前後に振られた後に、瞬間的に反対側に振られた際に首に大きな衝撃が起こり、痛みを生じるものを言います。首の骨折等は見られませんが、首の関節である椎間関節や椎間板または、周囲の筋肉が前後に振られた衝撃によって損傷してしまうものをいいます。

症状

むち打ちで厄介なことは、事故当日には痛みがあまり出ないことがあります。整形外科等の病院を受診した翌日に痛みや頚や腰が痛くて動かしにくい、手や足がしびれる、頭痛や吐き気等の症状が出てくるケースが多々あります。

何故むち打ちの後に背中や腕の痛みが起こるのか?

頚椎(首の骨)の神経孔(神経の出る穴)から背中や腕の痛みや動かす神経が出ます。

それらの神経が束になり(腕神経叢)、神経を包む膜で覆われています。首の深部にある椎前筋群を包む膜が腕神経叢を包む膜に移行します。

むち打ちを起こすと頚椎や周囲の筋肉を損傷して炎症がおきます。神経孔の部分で炎症が起きれば、神経の支配領域に一致した痺れや痛みを伴うことが多いです。

また首の深部にある椎前筋群を損傷すると腕神経叢を包む膜にまで炎症が波及し、腕全体の痺れや痛みを伴うこともあります。

 

むち打ちの際には以下の様な症状が一緒に起こる可能性があります。

「脳脊髄液減少症」(低髄圧症候群)

脳脊髄を覆う硬膜という部分があります。この膜が損傷することで、そこにある脳脊髄液が漏れ出てしまうという症状があります。めまい、頭痛、吐き気、意識障害、また鬱状態のような症状が出る可能性があります。

検査には、脳のMRI検査や造影剤を腰部から注射して、CTを撮ることで造影剤が漏れ出している部分を確認する方法があります。

「バレ・リーウ症候群」

首の前側には交感神経という重要な神経があり、この部分が刺激を受けることで首の痛みだけでなく、めまい、ふらつき、耳鳴り、といった症状が出てきます。

「天気痛」

単純な首からの頭痛ではなく、天候が悪くなる前日くらいからの気圧の変化による頭痛を起こす症状が発生することがあります。市販の頭痛薬だけではなかなか治らない場合には、この天気痛の可能性があります。

これらは、病院で行うレントゲン撮影だけでは判断しにくいものであり、首の捻挫とだけ診断され痛み止めや湿布だけ処方されるケースが多いです。

 

痛みがなかなかとれない方は、これらの症状がある場合や、首を痛めた際の炎症が長く続いて、痛みを感じる神経が過敏となり、慢性的な痛みへと移行しているかもしれません。

 

治療

事故直後は、首の安静を保つ為に、1~2週間程度、頚椎カラーを装着します。お仕事上、常時装着出来ないなどの方もいらっしゃるので、可能な範囲で頚椎カラーを装着し、首の動きを制限します。

無理にストレッチをして動かそうとする、自分で揉んだり、マッサージ等をすると、余計に炎症が強くなり痛みを感じたり、動きが悪くなることもあります。

 

「脳脊髄液減少症」(低髄圧症候群)

多くは、2週間程安静にして十分な水分摂取を行う保存的治療を行います。それでも改善しない場合は、漏れ出している部分(硬膜外腔)に自分の血液を事前に採取し、固まりやすい状態にして保存しておきます。それを注入して凝固させる硬膜外自家注入(ブラッドパッチ)という手術を行います。脳脊髄液減少症が、疑わしい場合は、その手術が出来る病院を紹介させて頂きます。

「バレ・リーウ症候群」

交感神経の興奮による痛みや目眩といった症状に対してレーザー照射治療を行います。首の前方にある「星状神経節」という神経の集まっている部分に照射し、痛みを緩和させる方法があります。

「天気痛」

天気による頭痛では耳の体操を指導しています。

天気の悪い時は気圧が下がっている、変化している時頭痛を起こします。その際に耳の血流を良くすることが大事です。即効性はありませんが、続けることで緩和していく事が多いです。

むち打ち後の頚の痛みや頭痛、めまいなどの症状は、湿布や首周りのマッサージだけでは治りにくいケースが多いです。人の痛みは複雑です。その患者にあった処置が必要です。辛い症状でお悩みの方、すみだ整骨院のお任せください!